こんにちは
イラストレーターMARUです
今回は
フリーランスイラストレーターに向いてない人
についてお話ししていきます。
まずはじめに
この記事を見てくれてる人は
・会社を辞めてイラストレーターになりたい
・就職せずに誰にも縛られない生活をしたい
・好きなことをして自由に生きたい
という人が見てくれていますよね😊
私も美大時代
全く同じ夢を抱いていました
なのでみんなの気持ち、とーってもわかります
そんな私も大学卒業と同時に
スタバで週３アルバイトをしていて
ようやくバイトをしなくても
生活できるようになって約2年半が経ちます。
※2021.5.9現在
そこで最近周りの人に
言われるようになったのは
・フリーで稼いでるってすごいわ〜
・好きなことして生きれていいわね〜
・羨ましいわね〜
・自由でいいわね〜
と大概初対面の人に
フリーランスと名乗ると
こんな反応が返ってきますね笑
『好きなことばっかして』
『自分のやりたい放題やっていいわね』
今日お話しする内容を最後まで見ていただければ
このようなコメントは他のフリランスの方にも
できなくなると思います
聞いて極楽、見て地獄
ということわざは知っているかな？
人の話で聞いた内容と実際に見た差が激しいこと。江戸時代に、農村の娘に綺麗な着物と美味しいご飯がある言い、実際に連れて行かれた場所が廓（くるわ）で地獄のような生活だったという内容から転じてきている
このことわざと一緒で確かにフリーランスって
響きは最高だし自由に生きてて最高な人生
って思われるかもしれないけど
実際になってみなくちゃ大変さってわからないですよね
この記事やYouTubeを見てくれてる
フリーのイラストレーターになりたい人が大半だと思うので
まずは
自分が果たして
フリーのイラストレーターに
向いているのか？
を判断するきっかけとしてぜひ参考にしてみてください
フリーのイラストレーターに向いてない人
私が考えるに、こんな方が向いていないと思います
- 仕事はイラストを描くだけと思ってる人
- 自己管理ができない人
- コミュニケーションが得意ではない人
- 責任感が持てない人
- 時代の変化に対応できない人
仕事はイラストを描くだけと思っている人
好きなイラストをずっと描いていたい！
これがイラストレーターになりたいと思う
理由なんじゃないかな？
これは大きな勘違いです！
フリーランスのイラストレーターは
イラストを描く以外にも
仕事は山ほどあります
どんな仕事内容にもよりますが、
私の場合は6:4くらいの割合かな
もちろん6がイラスト以外の仕事です
・営業（対面・メール）
→ポートフォリオ作り
HP作り（更新が必要）
・業務メール
→主に仕事内容の返信
・打ち合わせ
→メール・電話・リモート
・事務作業
→請求書・見積もりなど
・資金管理
→確定申告・帳簿付
などなど・・・
気付いたら、
「あれ？最近イラスト描いてない
パソコンばっか見つめてる・・・」
なんてざらです笑
当たり前だよね。会社に勤めていたら
上記のことはみんなで役割分担するでしょ？
- 商品開発部
- 編集部
- 営業部
- 経理部
フリーランスはこれを1人で
こなさなければいけないんだ・・・
特に駆け出しの頃は
会社の上司が面倒を見てくれるわけでもなく
当然1人で1から調べながら、覚えていくから
HP作りも資金管理も想像以上に時間がかかってしまったり
なのでイラストレーターで活躍しているあの人は
好きなことばっかして稼げていいな〜
は大きな勘違いです
好きでもないやらなければいけない仕事もして
好きなイラストを描けるための
作業環境・土台を整えて生活できているんです
自己管理ができない人
フリーランスは
マネージャーなど
いるわけではないので
全て自己管理となります
私が思う自己管理がこちら
- スケジュール管理
- 体調管理
- 資金管理
先程の膨大な仕事量を目にして
『想像していた
フリーランスと違うな・・・』
と思ってしまった方のいるかな？
慣れてしまえば
当たり前のように作業できますが
これが意外と大変なんです
ここでスケジュール管理が
大切になってきます。
スケジュール管理
・営業（対面・メール）
→ポートフォリオ作り
HP作り（更新が必要）
・業務メール
→主に仕事内容の返信
・打ち合わせ
→メール・電話・リモート
・事務作業
→請求書・見積もりなど
・資金管理
→確定申告・帳簿付
先程のこの仕事を全て
自分でスケジューリングして
仕事のイラストも制作もしていくのです
・今日はこの作業をして
・何日までに何を終わらせて
・先方にラフを確認してもらったり
・いつまでに請求書送って・・・
などなど
どんな仕事も締め切りが必ずあるので
期日までに余裕を持って
仕事を終えられる能力が必要です
体調管理
イラストレーターは在宅ワークが基本なので
- ON/OFFの切り替え
- 体力/コンディション維持
- モチベーション維持
が大切になってきます
意外にこの管理が難しいって方もたくさんいるみたいですね
毎日座りっぱなしで外にも出ない生活を過ごすと
精神的にも体力的にも低下して本領発揮できないです
もちろん人によって気分転換の方法はさまざまなので
自分に合った体調管理を身につけることが大切です
資金管理
フリーランスはいわば1人社長なので
自分のお店の資金管理は絶対に疎かにできないです
また、個人事業を立ち上げれば
お国に確定申告をしなければいけないので
毎月の帳簿付も必要
- 今月の経費
- 今月の売り上げ
- クライアントからの振り込み確認
- 来月の予算
- 確定申告
資金管理は
フリーランスになったら最初に立ちはだかる壁
でもめんどくさいこともみんなやっているんです・・・
コミュニケーションが得意ではない人
人の要望を聞いてそれを体現する
のがイラストレーターです
なので相手がどんなイラストを望んできるのか？
を理解する必要があるのです
そこで欠かせないのが
- ヒアリング
- 打ち合わせ
- ギャラ交渉
- 提案・企画
コミュニケーションあっての仕事なので
できれば人と関わりたくないんです〜
って方はイラストレーターは
お勧めできないですね・・・
・話が上手じゃないとだめ？
・そんなに話が得意ではない・・・
・緊張してしまう・・・
そんな方は絵師を目指す方に多いと思います
必要最低限コミュニケーションが取れれば
問題はないけど
クライアントから
「またこの人に依頼したい！」
と思っていただくためには
ある程度雑談力や提案力など
は身につけておいて損はないです
頼みやすい人に
仕事の依頼はくるものです
責任感が持てない人
飲食店で料理に髪の毛が入ってたら
作った人ではなく店長が謝りますよね
会社に所属していれば
あなたのミスも誰かがフォローしてくれます
でもフリーランスは
自分がやった仕事の成果は必ず自分に返ってきます
めんどくさいから妥協して
適当にやったイラストや
クライアントが望んでもいない
イラストを描けば
二度とあなたに仕事は任せないです
納品したイラストは
たくさんの人の目に触れて
始めて活躍します
クライアントそしてその先に見てくれる人
を想像してお仕事はできますか？
どの職業でも同じことが言えますが
信頼こそフリーランスとして
もっとも大切なんです
時代の変化に対応できない人
新型コロナウイルスで
世界の経済は大きく変化しましたよね
飲食店はテイクアウト需要が高まり
お家でも手軽に美味しく食べられる
お弁当を販売しているのを
たくさん見かけたんではないでしょうか？
ビール業界では自宅で飲むことが多くなり
缶ビールの売上は好調の一方
居酒屋に卸していたビールが
大量に売れ残り2020年のデータでは
大手2社（アサヒ・サッポロ）ともに赤字だそうです
たくさんの企業が今コロナダメージを負う中
生き残りかけて試行錯誤をしているのは
そんなにビジネスが疎くてもわかりますよね
イラストレーターにだって
いつどんな逆境が来るかわかりません
私でも未来は想像できません
もしかしたら
電子書籍がもっと普及し
書店業界がなくなるかもしれない・・
そうなれば電子書籍のニーズに合った
イラストを描いていかなくてはいけないし
もしかしたら
動くイラストレーションの納品が
当たり前の時代が来るかもしれない
そうなったらアニメーションソフトを
勉強しなくてはいけないです
そうやって時代のニーズに合ったイラストを
描いていくことは生き抜くために必要なことです
予測不能な事態にもめげずに対応できる能力
があればフリーランスとして大きな成果
を出すことができます
以上が私が考える
フリーのイラストレーターに向いてない人でした
ちょっとね今回は
あ・え・て厳しめにフリーランスの
リアルをみんなにお伝えしました
フリーランスになりたい
そう思っている時点で
あなたは一歩踏み出しているから
一歩一歩学んでいけば大丈夫
私も何もわからない0からの
スタートだったんだから！
焦らずに自分のペースで頑張ろう！
MARU
